上半期よく聴いたCD10枚

お約束のネタです。選出は新譜からのみで。ここ1年ほどはけっこう新譜よく聴くようになったですよ、15年前のブリット・ポッパー時代並みに(笑)。選出基準は、「MP3プレイヤーにアルバム丸ごと突っ込んだものであること」。というのも、私のご愛用のZEN STONEちゃんは何しろ容量2GBしかないので、アーティストごとにフォルダ作ってそこにそれぞれ好きな曲だけ常駐させておいて、空いたところにその時々でのお気に入りのアルバムを、何枚か選んで入れる、という具合にしているのですね。そういう基準でピックアップしていったら、ちょうど上手いこと10枚になりましたとさ。


To Lose My Life Pains of Being Pure at Heart 12WIRES(初回限定生産盤)(DVD付) ミュージック・フォー・ザ・ピープル THIS IS MY STORY
The World’s Edge(初回生産限定盤)(DVD付) Primary Colours ルナティック・アサイラム(初回生産限定盤) Part of Grace ディス・イズ・アワー・タイム


たぶんこれで発売日順になってるはず(笑)。本当にこの人、クサクサのUKロックいんちきニューウェイヴなんちゃってゴスが好きなのねえというのが、丸わかりのセレクションですねこりゃ。1番聴いたのはカサビアンかなあ。ホラーテイストのB級マカロニウエスタン、みたいなアルバムの世界観(というとなにやらかっこよさげですが、要は非常に下世話なコスプレ感覚)が笑っちゃうくらいにツボに入った。“Fire”のPVもアホで最高(笑)。どうやらトム・ミーガン氏のキモ可愛さに目覚めてしまったらしいですよこの人、どうしたもんでしょうか。エナミーはやっぱり1st好きな人からはあんまり評判よくないみたいなんですけど、若造が一生けんめい背伸びして突っ張ってる感が、なんだかすごくいとおしい。ホワイト・ライズもちょっとそんな感じがあるのですが(笑)、でも“Death”のキラーっぷりはそんなことすべて帳消しにする勢いだと思うの。今1番ライヴ観たいバンドかも、いえっでぃすふぃーがらほーるどんみー!って心の底からシンガロンしたいわ。ペインズとホラーズとビッグ・ピンクは、もうある一定年代以上の、一定嗜好を持つ人間は抗えない音ッス。しょうがないッス。ていうかビッグ・ピンクは発売されて1週間ちょいだしちゃんとしたフルアルバムですらないっつーの。下半期に回すべきかともおもったのですが、すでに再生回数が大変なことになってることだしまあいいか、と(笑)。
で、邦楽なんですけど挙げた4枚中2枚が英詞オンリーアルバムであることに今気づいた(失笑)。ボウディーズとリリーズなんですけど、まあどっちもやってることはかたや超ベタベタなガレージ、こなた超ベタベタなゴス&NWなわけですが、かつての先人たちが通過してきた、きわめて日本人的な洋楽の翻訳作業を一切がっさいすっ飛ばして、最初に自分が衝撃を受けたサウンドをまじりっけなしでガツンとやってやろうという、その発想が非常に今どきだなあ、と。この潔さ、迷いのなさはアラサーには無理だ(笑)。その一方で、徹底的に日本語にこだわったDOESのようなバンドもおり。日本語のやわらかさや表現の豊かさと、ストイック&ハードボイルドな3ピースのサウンドが、実に違和感なく融けあった傑作だと思います。ジェッジ…はなんかよくわかんないけどリリース直後はやたら聴きまくってたなあ(小声)。何故か小声。なんでだか目を伏せ気味になっちゃうというか、あのー、洋楽好きな友人たちに隠れてこそこそるなちーとかぴえろっととか聴いてたありし日を、遠い目をして思い出しちゃう感じっつーの?(失笑) 
タッチの差で漏れたのが時雨とパッション・ピットで、これに下半期はミュートマスとかdipとかが入ってくるのかなー。BRMCもレコーディングに入ったとかなんとかいう話があるみたいなので、ちょっと期待してます。あとテンパー・トラップ。スペシャ見てるとよく流れてくる“Science Of Fear”という曲が、やたらよいのでちょっと気になってます。アルバムいつ出るんだろ。



Kasabian - Fire
(何度見ても吹き出さざるをえない。お前ら演技派すぎ笑)



Kasabian Underdog
(ていうかこのミーガンの衣装はアリなのか!?)



The Enemy - No Time For Tears (OFFICIAL VIDEO)
(せっかくのお色気ねーちゃん大量出演なのに、あまりにも板についてなくてむしろいとおしい)



White Lies - Death
(PVは貼れなかったので音声のみで)



MUTEMATH SPOTLIGHT MUSIC VIDEO (HQ)
(音声注意。デカい)



The Temper Trap - Science of Fear