遅れてきた男(ワタシ的に)

ラフィンHPでのKYOYAさんインタビューを遅ればせながら読む。


いままで叩いて楽しかった事なんてないからね
俺は自分を認めて欲しい一心でドラム叩いて来た気がすんだよね


…って、これWILLARD時代のこと…だよねえやっぱり。
ご新規さんの私が言うこっちゃないけど、古くからのファンの人はそりゃあ複雑だろう。
あんなに長くやってたのに、KYOYAにとってのWILLARDって何だったんだ、って。
KYOYAさんのことは、割とJUN先生立ててたように勝手に思ってたんだけど、
そういうわけでもなかったのかなあ。
名前だけでしかWILLARD知らなかったころでも、〝WILLARDはJUNとKYOYA〟っていう
認識だけは(何故か)あったし、過去のCD聴く限りだけど、KYOYAさんのドラムは好きだ。
WILLARD特有の疾走感は、彼のドラムに負うところってすごく大きかったと思う。
テンポ自体はべらぼうに速いわけじゃないのに、すごくスピードに乗ってる感じがするのね。
ギターやヴォーカルといった上モノが、あのドラムで一気にドライヴする、というか。
『TALLYHO』から9年もアルバムの間隔があいちゃったのって、ああ、あのドラムに
匹敵するものを叩ける人が単純に見つからなかったからなんだろうなと腑に落ちる。
大島さんがどうってんじゃないけど、KYOYAさんが叩いてた頃のWILLARDライヴを
体感できなかったってのは、心底残念だ。せめて、昔の映像作品DVDで出しなおして欲しいなあ。
YouTubeでちょこちょこ拾ったりはしてるけど、当時のフルサイズのライヴ、
どんな感じだったのか。狂おしく見てみたい。



そういや、私ナンバーガール時代のアヒト・イナザワ氏のドラムがものすごーく
好きだったんだけど、アヒトくん、KYOYAさんに影響受けたって言ってるんだよね。
それ、なんかすっごくよくわかる。ナンバーガールの、シングルのC/Wで
〝INAZAWA CHAINSAW〟っていう曲があるんだけど、あの曲の暴れ太鼓っぷりは、
確かにKYOYAさんを彷彿とさせるものがあるわ。