Rollers Romantics

カテゴリ作っちゃいましたよ。あほめ!




『チキン・ゾンビーズ』のころだかに、九州にプロモーションに来たチバと酒を呑んだというのが自慢のひとつである職場の上司の言葉を借りるとですね、


「チバくんの場合、今までのバンドって全部やってること違うよね。それって、違うバンドを組む意味があるってことだよね」


Rollers Romantics

Rollers Romantics


というわけで現在ヘビロテ中。うわーかっこいいかっこいいかっこいい!
リアル東京ロッカーズ世代ではないものの、音源や文献や『爆裂都市』なんかのみでそれを知ってて、今の時代にはありえないそのヒリヒリした空気感に、かっこいいなーと憧れてる人間が妄想するところの、〝東京ロッカーズ〟っぽい音。めんどくさいたとえ方をしてしまった。いや、まさしく〝リアル(中略)憧れてる人間〟であるところの私が、そう思ったってだけの話なんですが(苦笑)。
シングル最初に聴いたときも思ったのですが、なんだかすごく、ニューウェイヴの香りがするのです。ぺなぺなの質感で、カモメがひゅるひゅるいってるみたいなギターなんか、特にさ。
軽くて、でもスカスカはしてなくて、全体的に殺伐としてるんだけど、カラッカラに乾いてるんじゃなくってじとっと湿ってる。岩みたいな音圧の塊にぶん殴られてるような感じじゃなくって、それこそ〝MEXICO EAGLE MUSTARD〟じゃないけど、「お気に入りのアイスピックで太もも刺された」みたいな。鋭くとがったもので、ぶすっとひと刺し。
あー、確かにこういう音の中で歌ってるチバってのは、今まで見たことなかった。私はメンバーチェンジ後のROSSOの音聴いてなくって、ミッシェル後期からすぱんとこのバースデイに飛んでしまったわけですが、こりゃあちょいと4人ROSSO聴いてみなきゃ、という気になる。後期ミッシェルから、何を通過してこういう音になったのか、がぜん興味が出てきてしまった。
先にイマイさんのギターと出会ってこっち方面にひっぱられたのか、こっち方面やりたくなったらたまたまイマイさんが近くにいたのか、どっちがどっちかはわかりませんが、とにかく今チバの横でギター弾いてるのが、イマイアキノブでなきゃいかん理由というのは、なんとなくわかったわ。



まあ、ごたくはいいや。かっこいいことには違いない。私がこのアルバムを、むちゃくちゃ気に入ってしまったことも。
アタマ4曲のBPMだだ上がりな感じ、もちろんかっこいいけど、スロウな曲がまたいい。〝春雷〟〝白い蛇〜〟ときて、インストの〝LOCK ON〟につながる流れがすごく好きだ。〝LAZY SUBMARINE〟の、どサイケな感じもかっこいい。〝KIKI〜〟がこの流れの中だといっそう映えるし、ラストの〝Sheryl〟はそれこそチバの本領発揮。こういう、触れたら一瞬で壊れてなくなってしまいそうな綺麗な世界を描かせたら、右に出る者はいないと思う。いやいやマジで。
ライヴでは、もうアルバムに入れてない新曲ガンガンやってるみたいですね。聴きたい。ていうか、ライヴ行きたい(笑)。福岡1月だからなあ、まだだいぶ先。12月に熊本行っちゃおうかなあ。




ところで、逆にまったくもってバンドを替える意味がわからないといったら、やっぱりこの人たち?(笑)

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なんだよう、これなら別にハイロウズでいいじゃんよ(苦笑)。かっこいいけどさーぶんぶんぶぶーん!