本日のエサ@未遂編

THE MARROW OF A BONE

THE MARROW OF A BONE

いわゆるスクリーモ系ってんですか、ラウドロックっつーんですか、そっち方面に行ってしまってから長らくご無沙汰してたんですが、すんません、やっぱり今回も4曲目あたりで血ヘド吐きつつギブ(死)。ごめんよ薫。名指しかよ。いや、『音楽と人』のインタビューで彼が語ってくれたこと*1は、大変よくわかるし納得もいくのではあるが、しかし君らが選んだこの表現方法は、やはり私の血を滾らせてくれるところまではいかんのだ。痛みや苦しみや慟哭を、そのまま丸投げのように音にしてしまうのではなく、その痛みの先にあるものまでを見据え、それをあくまでも〝音楽〟として鳴らそうとする、そういう人たちに今の私は心ひかれるのだよ。
でも、やっぱりディルのことは気にかかってはいるのです。ヴィジュアル系と呼ばれたバンドが、元気にシーンを引っ掻き回していた〝あの時代〟を知る、PIERROT亡き今となっては、最後にしてほとんど唯一の存在なのですもの彼ら。共に歩むことはもうできないけれども、遠くからあなたの幸せを祈っているわ、とまるで昔のオトコを懐かしむかのような気分で遠いまなざしを虚空に向かって投げる、そんな草木も眠る丑三つ時。と、とりあえず頑張って最後まで聴くよ。いつまでかかるかわからんけれど(サイアクだ)。

*1:3月号参照