音人げっつ

眉間に皺寄せまくりのものすごく切羽詰まった顔で、脇目もふらずタワーレコードの雑誌コーナーに駆け寄り、ENDLICHERI表紙の『音楽と人』を引っつかんでレジに直行する妙齢の女子、それは私。そらさぞかし、レジのお兄ちゃんにこの人どんだけ堂○剛ヲタなんだ、と誤解されても仕方がない。ていうか、落ち着けよババア。ええ、もちろんお目当てはハルキの単独インタビューに決まってるじゃないですか。


音楽と人 2007年 04月号 [雑誌]

音楽と人 2007年 04月号 [雑誌]


こ、これは…(頭を鈍器で殴られたかのような衝撃)
ちょっとこれは、Birthday好きな人は全員読んだほうがいい、マジで。あんまりネタバレするのもあれなので、これだけ言わせてもらうが、




チバさんチバさん、それなんて『幸福の黄色いハンカチ』?


いやもうホントびっくりした、息の根止まるほどびっくりした(笑)。だって、あなたどっちかというとそういうセリフは言う側じゃなくって、言われる側のキャラだったじゃないですか今までの38年。なんか…大人になったというか、今まで自分が周囲からもらってきた、愛情とかなんとかそういうのを、ごくごく自然に若いコに返せるようになったんだなあ、としみじみしてしまいました。キモいな、自分。そして、チバにそんなセリフを言わせてしまうハルキ、君もたいがいすごい子だ。インタビューしてる金光さんもなんだかそんな感じになってたけど、彼には周りのスレたオッサンたちをとても素直な気持ちにさせてしまう、ピュアでまっすぐなオーラがあるんでしょうな。気は強いけど強がってたり背伸びしてる部分があって、でも、そこにはウソやごまかしはない、というか。なかなかはっちゃけられない、というのはなんかわかる気がする(笑)。「(プレッシャーを)感じてても、僕は感じてないって言います(笑)」って、前の音人のインタビューでは言ってたけど、その裏ではやっぱりそれなりに悩みや葛藤はあったんだなあ、まあそりゃそうだ。でも、そういう葛藤をちゃんと真正面から受け止めて、自分で消化したり解決しようとしてる、そういう姿がちゃんと年上のメンバーたちに伝わってるから、手を差し伸べてあげたくなるんだろうなあ、と。なんかそんな風に思いました。すみません、たった2Pのインタビューでこんな深読みして、勝手に床を転げまわってる自分がほんと心底キモいorz 
私が見た福岡のライヴは、そういう壁を乗り越えた後のライヴだったんですね。だからあんなにハルキも生き生きしてて楽しそうだったんだ。そういうライヴが見れてほんとによかったわ、ラッキーだった(笑)。そして今、Zepp東京のライヴ見返してます。やっぱりすっごくかっこいい。でも、ハルキ本人に言わせれば、俺まだこんなもんじゃないのに! なんだよね?(笑)その言葉、信じて楽しみにしてますよ。そのためにも、できる限りこのメンバーで、Birthdayというバンドが長く続いてほしいなあと改めて思った次第です。いや、ほんとこのインタビューは読んだほうがいいよ。今すぐ本屋にGOだ。写真もよかったしね*1。でもって、これチバさんサイドからの話も聞いてみたいなあ(笑)、どんな気持ちで、あのようなプロポーズまがいのセリフを吐いたのか(大笑)。金光さんよろしく頼む。きっと、キュウちゃんや教授や周りのスタッフとかに死ぬほどからかわれたことでありましょう(笑)。当人は後から読んで、恥ずかしさのあまり転げまわってるに一票。でもきっと公には、え、俺そんなこと言ったっけ?ととぼけたフリをしているに違いない(笑)。

*1:Zeppの楽屋で、ベースの弦を張り替えてるハルキの向こう側に、椅子に座って何かに視線を落としているチバが映ってるという1枚が、今回のインタビューの内容ともリンクしてる感じで、すごく好きだ