ヘヴィなローテーション中の2枚

Real

Real

スペシャでライヴ映像見て、かっこいーなーと気に入って買ってみた『Running Pop'』は正直自分的にちょっと微妙でw、あー音源よりライヴがいいバンドなのかなあと思ってたのですが、いやあこのアルバムはいいね! 『Running〜』と比べて、格段にスピード感が増した。音数ぎりっぎりまでそぎ落とした、すごくストイックなグルーヴ。ぐわっと燃え上がる炎にぼーぼー焼かれるってんじゃなくって、平熱に近い温度なんだけどじっくり音流してるうちにいつの間にか低温ヤケドしてるって感じ。
いろんなバンドのエッセンスが、ちょっとずつ感じられるのが楽しいというか、ニヤニヤしちゃう。エッセンスっつーか、空気感? 聴いてるうちに、例えばテレヴィジョンだったり、ヴェルヴェッツだったり、モダン・ラヴァーズだったり、ルー・リードだったり、エコバニだったり、そういう人たちの音源をなんだか無性に聴き返したくなってきた(笑)。NYパンクを軸に、そのへんに影響を与えたり反対に影響を受けたりしたバンドやアーティストの音を、日本人にはあまりない形で咀嚼してるバンドだなあと思うです。ガレージっつうか、倉庫みたいなところでバコッと録ったみたいな音作りとか。ほんと、日本人離れしてる。大阪出身のバンドというのがにわかには信じられない(笑)。
こないだのM-ON生中継ライヴもよかったしな。11月に地元でワンマンあるんだけど、行けるかしら。にしても、ライナーノーツ書いてるのが私の嫌いなライター某&某というのが、なんかこう、実にアレだ。しかも某S野さん、何の脈絡もなく文中にいきなりチバさんの名前出さないで下さい。何事かと。




Discommunication e.p.

Discommunication e.p.

ひゃっほう!
いやーこれ売れて欲しいっつーか売れると思うわあ。いい意味で金かかったサウンド。メジャー感バリバリ。イントロからガッと耳を持ってかれるキャッチーさ。A→B→サビ、の王道ポップスの展開をそのまんまやってるだけなんだけど、テンション高くて素直にかっこいい。キッズは頑張ってコピーするがいいさ。
初めて聴いた時には、この暴走サウンドとの乖離が小骨引っかかったみたいに拭えなかったタクローの声質なんだけど、今ではもう、この音にはこの声でなきゃ駄目なんだとしか思えない。セカイに対する違和感を、内側に向かって閉じこもるんじゃなくって外に向かってぶちまけずにはいられない、そういう青臭さの暴発を表現するのに、この声はピッタリだ。
“Discommunication”は、PVもすごくよいです。EMIのサイトで見れますぜ。そして来月にはアルバム発売。あー楽しみだ楽しみだ。


Termination(期間限定盤)

Termination(期間限定盤)