スペースシャワー列伝 〜JAPAN TOUR 2007〜/10.28 DRUM SON

無事潜入成功。
SONは、中に入るのは初めて。150〜パンパンに詰め込めば200は入るのかしら。当然のようにチケットはSOLD OUT。入場早々にドリンクもらいに行って、そのままドリンクカウンターの前で見てました。つーかこらどう見てもブッキングミスだろ(失笑)。余裕でBe-1、下手すりゃロゴスでもいけたんちゃうか。
客層は、私が最近行ってるライヴに比べて格段に若い(笑)。そしてタオルやTシャツもろもろ、9mmグッズを装備している人たち多数。8割くらいは、9mm目当てのお客さんだったのでは。勢いあんなー。
各バンドについての感想は畳みまっせー。



NICO Touches the Walls
・バースデイと、6月に渋谷で対バンしてたので名前だけは知ってた。公式サイトの試聴で、かるーく予習していく。
・ていうか、トップはmonobrightだと思ってた(苦笑)
・「特攻隊長NICO Touches the Wallsです!」
・けっこう好きなサウンドだ。展開が目まぐるしく変わったり、変拍子使ってたり、いろいろと凝ってるんだけれども、まずは歌モノとして成立させようとしている。メロディもポップなんだけど、通りいっぺんの“キャッチー”からは少し外れたクセ、みたいなのが随所に出ていて面白い。音にうねりと厚みがあって、気持ちよく乗っかっていけた。
・演奏も上手い。ブレイクがぴしぴし決まる。
・ヴォーカルが、粘度の高い声質なので少々好き嫌いは分かれるかも。
・ていうか、Vo.&Gの光村さんはかっこいいんだけどなんか誰かに似てるなあと思いつつ見ていたのだが、あれだ。スッピンのMORRIEだ。(またそんな微妙な…)
・いやその、エラの張り具合&頬の窪み具合とか…薄い眉とか…少々ボリュームに欠ける真ん中分けの前髪とか…(笑)
・曲名が全然わからないのだが、3曲目にやった曲が面白くて印象に残った。カオスなプログレ風味。で、サビのところで「9回裏巨人2点リードォォォォ!!!」…え、そ、そういう曲なの? これ?(失笑)
・「でも福岡には王さんがいるから大丈夫ぅぅぅぅ!!」すみません何て曲ですかこれ(笑)。気になって夜も眠れない。
・「DOES兄さんたちの地元で醜態は晒せませんからね!」
・光村さん以外のメンバーは、位置の関係であまりよく見えなかったのだが、全体的にルックスも小ぎれいな感じ。これから人気出そうだなあ
・私も含めて、初めて彼らのライヴを見る人たちがほとんどだったと見えて、曲の間はじっと聴いて、終わった後には大きな拍手。そういう意味では、反応は良かったと思う
・来月音源出たら、ちゃんと聴いてみようと思いますた。


How are you?

How are you?



monobright
・職場のバイトの子がお気に入り。私はシングル曲を聴いたことある程度。
SLSのオープニングアクトで出演した時の映像は見た。やたらMCのテンションが高くて魂消た覚えが(笑)
・なんかとってもニューウェイヴな感じ
方向性を間違いまくったクラフトワークというか(違うと思う)あさっての方向に全力ででんぐり返ったディーヴォというか(きっと違う)、キモさ4割増可愛さ5割減のCASCADEというか。ピコピコしてないメトロノームというか。あ、これが1番近いかも(笑)
・うーん。やりたいことは何となくわかるんだがなあ。
・ダンシンなギターロックを狙っているのであろう割には、演奏がもっさりしていたように思います。特にリズム。NICOが相当演奏上手かったので、その後っつーことでよけいにそう聴こえたのかもしれないが。
・お客さんは盛り上がってた。けっこう若い女子からの声援が多かった。
・とりあえずVo.桃野氏の顔芸はすごかった(笑)、いろんな意味で。ていうか、向井秀徳に似すぎててびびった
・後で合流したバイトのSちゃんいわく、「今日はイマイチキレが悪かった…」らしい。たぶん、こんなに福岡でお客さんが入ってるライヴをやるのは初めてだったので、緊張してたんじゃないか、とのこと。



ここで、後から来た職場の上司&バイトのSちゃんと合流。入口近く、ちょうど物販の前あたりに移動。



9mm Parabellum Bullet
満を持して本命9mmくん。
最終的には、ものすごくかっこよくて楽しくて、終わった後に9mm仲間の上司と「いやあーかっこよかったー!」とハイタッチしてしまうくらい(笑)だったのだが、…実のところ3曲目あたりまでは、今ひとつノリきれなかったのだ。あれあれ? こんなもん? なんか私ひょっとして、過大に期待しすぎてた?と。
音の鳴りが悪かったように思うのだ、3曲目あたりまで。しょっぱなのNICOが、とにかく音が分厚いというか、楽器がきっちりと鳴りきっていて、音がカタマリになって空間を埋め尽くしていくような轟音を出していたので、それと比べて、なんか音がスカスカしていた気がする。悪い意味で隙間があった。滝さんのギターのチューニングが狂ってた箇所もあったし。映像で見る限りでは、音がほんとに津波のようにフロアに向かって襲い掛かってくるようなイメージがあったので、その思い描いていたイメージと、最初はちょっとギャップができてしまって、物足りなかった。
あらららー困ったなあ私ちょっと見誤っちゃったかしら、と3曲目までは大変戸惑ってしまい、全然体も動いてくれずにステージをぼけっと見ているだけだったのだが、MC挟んで4曲目以降で、アルバムからの新曲をやりだしてから。…なんか、ガラッと変わったんだわ、音の鳴りが。いきなり分厚い波がドッと押し寄せてきた気がした。やっと、最初に脳裏に思い描いていたイメージの中の彼らの“音”と、実際に鳴ってる音とがぴったり合ったというか、ズレてたピントがようやくぴっちりと合った感。そこからはもう、踊りまくるわヘドバンしまくるわ手拍子しまくるわのえらい騒ぎ(笑)。いやあ、ほんとにあれはなんだったんだろう。アルバム曲とその前に作られた曲との間に、沸点がいきなり変わるくらいの何か劇的な違いがあったからだろうか。それとも単純に、最初は本当に機材の調子がよくなかったのか。ちょっと自分でもよくわからない。
実際にライヴを見て思ったのだが、確かにステージでメンバーみんなアホみたいに暴れまわってるけど、じゃあ暴れてるから凄いライヴなのかっつったら、別にそういうわけじゃないんだな、と。本当に暴れまわってるのは、やっぱり“音そのもの”なんだ、と。その“暴れてる音”を、視覚的に補完しているというか、よりわかりやすく目に見えるものとして表現するための、メンバーの暴れっぷりなのであるなあ、と。だいたい私、ロクにステージ見てやしなかったからな(笑)。将来的には、まるっきり肉体的には暴れないライヴ、というのも彼らはやるんじゃないかなあという気がするし、完全に音のみで、そういうヴァイオレンスな衝動、みたいなのを表現するライヴっつーのも、そのうちできるようになるだろうなと思った次第。うん、とにかく本当に楽しかったです。今回は後ろの方で比較的地味に(笑)踊ったりヘドバンしたり、だったのですが、次回のワンマンではもうちょっと体力つけて、前の方の激戦区(笑)でもみくちゃになりつつ首振りマシンになってくるつもりさ。
セットリストは、

Heat-Island
Discommunication
The World
Turmination (新曲)
sundome(新曲)
marvelous
Talking Machine
[teenage]Disaster

確かこんな感じ。
最終的にあんまりステージ見てなかったので(笑)アレなのだが、
・タクローの腕が、棒のように細くてびびった
・あれだけ暴れまくったすぐ後に、けろっとしてほにゃほにゃとMCをとるタクローにもえ。ていうかしゃべる声がちょうかわいい
・「ラーメン大好きなんですけど今日はライヴ前で自重したので、ラーメン力が足りません」うろ覚え。
・ぐるんぐるんステージでスピンしまくる和彦に、Jさんの面影を見た(笑)
・和彦はけっこうよく煽りに来てた
・滝さんがほとんど見えなかった(泣)
・たまに見えたと思った時には、必ずといっていいほど阿波踊りの真っ最中
・…ひょっとして私、ギター弾いてる滝さん1度も見てない?(失笑)
・頭ごなしに叱らないで〜、というのが“sundome”かな? この曲の間奏のギターソロがめっちゃくちゃ好き。哀愁のスパニッシュ
・かみじょうなんか喋れ! という客席からの煽りに、「こらっ!」とたしなめるタクローにもえ(やかましい)しかし、こーいうあおりが客席から出るっつーのが、なんつうか、客層若いね(失笑)
・最後に和彦がダイブ



■DOES
・地元っつーことで、トリのDOES兄さん。音源は大好きでよく聴いているが、ライヴは初見。
・やだもうちょっとワタルさん素敵! けっこんしたい!! (待て)
・清潔感のある地味顔といい、ちょっと神経質そうな文学青年風の佇まいといい、ピシッとした白シャツといい、寺内タケシかはたまたベンチャーズ、な高い位置でギターを構えるこだわりの美学といい、なんというかたいへんに“もののふ”のイメージで(笑)、要はすべてが私の好みのドンピシャど真ん中でした。どうしよう。かっこいい。けっこんしてワタルさん(黙れ)
・というわけで、ライヴ中ほっとんどワタルさんしか見ていませんでした。レッツストーキング。すみませんキモくて。
・いや、音すっごいかっこよかったですよ
・この日出演の4バンド中、DOESは音楽的にも佇まい的にも、1番地味なバンド(苦笑)だったと思うのですが、そのかわり3人のアンサンブルの緊密度は飛びぬけていた。必要な音のみ、ギリギリまでそぎ落として、それがぎゅっと内側に向かって凝縮されていく感じというのが、すごくよく伝わってきた。非常にストイック。かっこよかったー
・特に、ヤスさんのベースがバンドのグルーヴをぐいぐいと引っ張ってる感。トリオ編成なのに、少しも音の隙間を感じさせなかったのはヤスさんによるところが大きいと思う
・「福岡ひさしぶり、なつかしいねー」
・「今日は、来月出るアルバムの宣伝に来ました」ということで、セットの半分くらい新曲。
・“サブタレニアン・ベイビー・ブルース”で、ブルースハープ
・「そこのデカダンデラックス(SONのお向かいにあるクラブ)ってところで、この後友達のバンドがやってるから、お金に余裕がある人は行ってあげてください(笑)」ああ、ジモッティー。
・修羅始まり、“明日は来るのか”で締め。アンコールに、アルバムからの新曲(タイトル言ってたけど忘れちゃった、ごめん)
・ああ、笑顔のワタルさんが素敵だ…(うっとり)(きもいよこの人!)
・みなさん9mmくんで精も根も尽き果てたのか(失笑)、ぼんやりステージ眺めてる感じだったのがもったいない。途中で出ちゃった人たちもけっこういたし。
・次はぜひワンマンで見たい。アルバムもとても楽しみだ


SUBTERRANEAN ROMANCE(初回生産限定盤)(DVD付)

SUBTERRANEAN ROMANCE(初回生産限定盤)(DVD付)



■こぼれ話
・9mm前に合流した上司が、いつの間にか物販のバッヂを全種類大人買いしていた
・おかげでスタッフさんに顔を覚えられていた
・そんな上司に1000円借りて(手ぶらで行ったので、ドリンク代しか持ってきていなかった)、DOESのライター(黄色バージョン。カワイイ)を購入
・ていうか、DOESライターを売ってくれたのはのーやんだった(笑)まあ確かにバースデイはツアー中休み中だが、それにしてもこんな地方までDOESのために付いてきてるのか…
・Sちゃんはmonobrightのタオルを3種類とも購入(笑)
・9mm終わって、あー楽しかったー!と満面の笑みで何気なく後ろを振り向いたら、物販にいたNICO光村さんとバッチリ目が合ってしまってたいそう気まずかった
・DOESが終わって、さー帰るべーと外に出たらいきなり物販中のタクローと和彦に鉢合わせ
・というわけで、そそくさとバッヂを3種購入
・ぼーっとしていたのか私が差し出したバッヂに気づかず、「ほら、タクロー!」とスタッフさんに小突かれてあわてて我に返ったタクローにもえ(しつこい)
・そんなこんなでタクローにバッヂを渡してもらってついでに握手。笑顔がちょうかわいいかわいいかわ(ry ←いい加減黙れ



開演10分押しの18:10で終演21:30ごろ。たいへん濃ゆくて疲れましたが(苦笑)、楽しかったです。4バンドともそれぞれ個性がハッキリしてて、見ごたえありました。こういうイベントだったら、いくらでも見たいなあ。これでチケ代2500円は激安だと思いましたですよ、ホント。