購入メモ

なんかさ、初めて行く中古盤屋さんって妙に緊張しませんか。わたしだけですか。ビルの1階とかで、通りに面した店先になってるならまだちょっとはマシなんですけど、雑居ビルとか古アパートみたいなところの2階なんかにひっそりあって、ドア開けたらカランカランとベルが鳴ったりなんかしちゃって、でもって6畳一間くらいの狭い店内にはもちろんお店の人がひとりしかいなくって、お客も誰もいなくて私ひとりで、なんていうそんな状況が、どうにもこうにも苦手なのです。これでまだ買うものあればいいんですが、1時間くらい店内で粘りにねばった結果、気に入ったものがなかった時の、気まずさいたたまれなさといったらありません。うわあもうどうやって店出ようか、とひとりオロオロ。お店の人がカウンターでちょっと後ろ向いた隙に、ダッシュで退散とか。階段走って降りちゃったりとか。すみません小心者で。しかしこれが2回目以降となると、まったくもってデカい顔してズカズカと店内に乱入し、ちらりと新入荷の棚を一瞥したのみCDを手に取ることもせず、颯爽と踵を返し肩で風切って店を出る、滞在時間45秒、なんつーことも平気で出来てしまうのはなぜだろう。
で、何が言いたかったのかというと、今日はそんな感じでとあるお店に初めて行ってみたんですよというそれだけの話です。通勤ルートにたまに使う道なりでこないだ偶然発見したんですが、ていうかオープンしたの去年らしいのに何で今まで気がつかなかったのかという(笑)。そこで1枚CDを購入。


Absolute Classic Masterpieces

Absolute Classic Masterpieces

どうしても欲しかったわけでもないのですが(失笑)、あれこれながめて長居したわりに1枚も買わずに出るのは気まずいし、どうせ買うならちょっとこう、J-POPのどこにでもありそうなCDじゃなくって、なんてーの?カッコつけた感じのやつ?(笑)というわけで、ヤマジソロBOXのライナーで名前が出てて*1、少し気になってたフェルトをチョイス。
そしたら、これが予想以上に大当たりだったのでホクホクしながら今聴いてます。もう4周目くらい。冬のイギリスの、冷たいねずみ色の空みたいな(って行ったことないけど)、うっすら靄のかかったようなギターの音色がツボど真ん中。思いがけずにいい買い物したわ。これベスト盤かな? ちょっと他のアルバムにも興味が出てきてしまったので、今からググりにいってきますノシ

*1:“天使”は、フェルトみたいな感じでアレンジした、とかなんとか