9mm Parabellum Bullet/1.27 DRUM SON

ぼちぼちとメモ。


■開演時間5分前にSON到着。この日はLogosでFUNKY MONKEY BABYS、Be-1で音速ラインのライヴもあったため、何となくざわざわした雰囲気の長浜公園周辺。ロンTに9mm物販のタオルを首に巻いたナリでいざ突入。

■定員150名(確か)の場内。当然最後尾までギッシリ。職場の9mm好きバイトちゃんはチケットとれなかったらしい。先にドリンクをもらおうと思いきや、クローク処理でスタッフさんがてんてこまいだったのかドリンクカウンターはもぬけのカラ(笑)。はせがわ(仮名)さんと遭遇、しばしおしゃべり。下手側最後列に陣取り、タバコふかしつつ開演を待つ。

■5分ほど押しでスタート。

■メンバーが登場するなり、雨後の筍のごとく無数に突き上がる拳、そして歓声。しょっぱなからフロント3人も、前の方に出てきて煽る煽る。その煽り姿が、なんというかものすごく堂に入ってることに、軽く驚く。上手く言えないのだが、場内の観客すべてが、自分たちがステージ上に登場するのを待ち望んでいるということを、信じて疑いもしていない人間の所作だったというか。スペシャ列伝で観たときと全然違う、要は非常にバンドとして自信をつけてきたのであるな、と。自分たちがやっていることにたいして、まったく迷いがない状態。ほんの些細なことなのだが、上り調子にあるバンドならではのオーラがそんなところからも感じられてなんだか嬉しくなる。

■「こんばんは、きゅーみりぱらべらむばれっとです」タクローの喋り方はなんだかいつもとてもひらがなくさい(笑)。

■ぐっしゃぐしゃの音のカタマリ。“Psychopolice”〜“Discommunication”、とアルバム通りの流れ。

■音の圧力がすごい。全身ぶん殴られてるみたい。

■でもって、お客さんのノリがまたすごい!(笑) ダイブモッシュダイブモッシュダイブ、の雨あられ。人の足がオブジェのように突き出したり消えてったり。列伝の時はここまでじゃなかったような…実は、始まる前は場合によってはちょっと前の方に突っ込んでって頑張ってみようかなーなどと軽く考えていたのだが、これはうかつに突っ込んでったらケガしかねんぞと怖気づく根性ナシのババア、それは私。おとなしくそのまま後ろでダンシンに徹する。前方でもみくちゃになってる衆は、たしかに若い子が多かったが、後ろのまったり組はまあそうでもないというか(苦笑)、10代のワカモノばかりかと思いきや意外とそうでもなさそうだった。

■「みんな元気だね」「ケガしないで帰ってね」若干ビビリ気味のタクロー。

■ようやくまともにギターを弾いている滝さんを目撃(笑)。とはいえ、ギターが思いっきりデカいネックレスと化して無駄に首からぶら下がってる状態になること多数。高速阿波踊りはいっそうヴァージョンアップしている模様。一瞬だけタキバウアー(笑)も。

■とはいえ、“Sundome”のスパニッシュなギターソロとかはバッチリ決めてきたり。あのフレーズ好きだなあ。

■曲中、どんなに好き勝手に音出しまくってぐちゃぐちゃのカオス状態になっても、合わせるところではびしっとタテの線を合わせてくる。カオスにもどうやら尺が決まっているらしい。あくまでも、曲の一要素としてのカオスタイムというか。

■新曲2曲披露。客「タイトルはー?」タクロー「まだ決まってなーい」「アンケートに皆さんこういうのがいいって書いといてください、かみじょうちひろ先生の厳正なる審査で決めます」「『爆音アトモス』って番組で「貧血!!セクター男子寮」ってコーナーやらせてもらってるんですけど、後でそこで発表します。ちゃんとワールドワイドウェブで」。言っとくが、MCはあくまでも大意(笑)。

■でその新曲、どちらも良かったのだが特に2曲目。童謡とメタルコアを掛け合わせてシェイクしまくってうっかり蓋がすっ飛んでって中身が飛び出して辺りに撒き散らした、みたいな(笑)。カオスなんだがポップ。ただ、シングルというよりはアルバムの後半あたりでやたらと存在感を出してる、ライヴでは人気の曲、みたいな感じだったかな。さすがに演奏もまだ少々おっかなびっくり。これからライヴの中で、どういう風に育ってくるのかが楽しみだ。

■「ギター引っ張られちゃうと演奏止まっちゃうからやめてね」と滝さん。それを受けてタクロー、「CDじゃないんだから、ライヴなんだから、演奏止まっちゃったらそこで音楽も消えてなくなっちゃうんだから」「だから音楽をしっかり拾い集めて帰ってください」あくまでも大意。

■“Caucasus”が聴けたのは嬉しかった。

「いけるかー!! いけるかああーー!!」…すみません、いつタクローが「ガガッデゴーーーーイ!!」*1と叫びだすかと思って気が気じゃなかったアテクシ。

■“marvelous”〜“talking machine”でタクロー、やおら覚悟の足りないへなちょこモンキーダンス。そしてハンドマイク!  やった!! もういつ死んでもいい!!(安い命) 

■「お〜ど〜れええええーーーー!!!」言われんでも踊るわい!!(笑)踊りまくりつつふと前方を見ると、フロアは総「ええじゃないか」状態。すげえ(笑)。

■…今はっと気づいたのだが、私どうやらタクローしか観てなかったらしい…(沈)

■いや、滝さんは観てたよ! ちひろさんは埋もれてて私の位置からは見えなかっただけだし! …ハッ和彦!!(爆死)

■「アンコール3曲やるから、その3曲で完全燃焼して帰ってね」予想外の“father”に大喜びするワシ。最後は“Punishment”でハイパーカオスなフロア。

■客電の点灯とともに、客出しSEがなぜかジプシー・キングス版“My Way”。誰の趣味だ(笑)。

■で、フロアでお客さんが何グループか、ハグしたりハイタッチしたりと盛り上がっていたのだが、なんだかその様子が駅伝でふらふらになりながらゴールして、お互いの健闘をたたえあうチームメイト同士のようでおかしかった(苦笑)。なんかとっても、スポーツっぽいさわやかなノリだったっつーか。そういえばJAPANのロビン×卓郎対談で、「なんかアスリートっぽいノリがあるよね」みたいなことをロビンも言ってたっけな。

■後方でまったり踊りながら観てただけなのに、なんかものすごく体のあちこちがギシギシいってたのはなんでだろう*2

■余談。ギリギリまでフロアに残ってたのだが、踏みにじられて紙ふぶき状態になったチラシが、床に死屍累々といった有様でとっ散らかっていたのが壮観だった…

■余談その2。滝さんは楽屋でぶっ倒れて、マネージャーさんとともに先にホテルに戻ったらしい。お大事に。



セットリストは、はせがわ(仮名)さんのところから勝手に拝借。

Psychopolis
Discommunication
Heat Island
Sleepwalk
Sundome
Buttle March
Caucasus
新曲1
新曲2
The World
Butterfly Effect
砂の惑星
Heart-Shaped Gear
Termination
teenage(disaster)
marvelous
talking machine

  • en-

farther
beautiful target
Punishment


次は、5月にF-Xで来るらしい。ただ、行くのがちょっと大変そうなところでやるらしいのが難点だ…バースデイとかぶりませんように!(願)

*1:誰とは言わないが某RK

*2:歳のせいとか言うな