JAPAN買った
ROCKIN'ON JAPAN (ロッキング・オン・ジャパン) 2008年 10月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: ロッキング・オン
- 発売日: 2008/09/20
- メディア: 雑誌
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タクローかわいいかわいいかわいいかわいいか(ry
9mmの曲の、そこはかとない昭和くささ、年寄りがうっかりほっこりしてしまう絶妙なダサさ、の正体がかなりの部分でタクローに負うところであることを納得。タクローの中身がそもそも、昭和の子なんだな要は。
情報の少ないところから生まれる誤解やらカン違いやら妄想やらが、オリジナルからはるか遠いところになにやらケッタイな建造物をぶっ建ててしまう、ちょっと前までの日本のロックはそうやってオリジンであるところの“洋楽”を変換する中で生まれていった。ということを前に書いたわけだが、9mmもまた然りなのであるな、ということが何となくこのインタビューから伺えて勝手に我が意を得たりな気分。そうかそうか、だからオバチャンも思わずわかるわかる!と膝打ちまくってアザだらけになっちゃうわけだな。でもそういう古式ゆかしい「日本のロック」っぽさを持ちつつ、その変換作業自体は非常に理系っぽい視点でもって行われているあたりが、9mmの“今どきのバンド”っぽい部分なのかしらん。これとこれを掛け合わせると答えはこう、みたいなのの積み重ねで出来上がった音っつーか。こう、きれいに割り切れるというか、ぐしゃぐしゃに聴こえて実はけっこう機能美にあふれているというか。いやあ、面白いバンドだなあ。
ちなみにこないだ、ウチの上司に「なんで9mm好きなんスか」と問い詰めてみたところ(笑)*1、「ブランキーの1stと同じ衝撃があった」「ブランキーを最初に聴いたとき、“これはジャックスだ!”って思ったんだよねー。音っていうか、言葉の届き方が」*2はーなるほど。そう言われるとなんかわかる。で上司は上司で、「最近になって初めてまともにルナシー聴いて、君が9mmを最初に聴いたときに“これってルナシーじゃん!”って言ってた意味がよくわかった」とか言ってた(笑)。