D'ERLANGER/『LA VIE EN ROSE』『BASILISK』

ここ数日、スモール・フェイセスばっかり聴いてます。ヤバいなあ、ホントかっこいい。
(そもそも何で、昔聴いてピンとこなかったスモール・フェイセスに再チャレンジ笑しようと思ったかというと、古本屋で立ち読みしたHBJのバックナンバーで、JUN先生が1stアルバムを強力にプッシュしていたからである。あほだオレ)


LA VIE EN ROSE

LA VIE EN ROSE

BASILISK

BASILISK



〝伝説のヴィジュアル系〟(笑)、オリジナル・アルバム2枚。
私はD'ERLANGER全盛期がリアル高校生という、まさにど真ん中世代なのですが、実は当時はそれほど興味はなかったのです。バンギャル(なんて言い方は、まだなかったけど)のたしなみとして、ダビングテープは持っていたけど、あんまり熱心に聴き込んだ記憶はない。後になって、BMGから廉価で再発されたCDを買ったのですが、結局しばらくしてから売ってしまった…んだと思う、今家にないから(笑)。今は、友人が貸してくれたCDをパソコンに取り込んで、WMPで聴いてます。
白状すると、いまだにこの2枚のアルバムのサウンドは苦手。いや、曲はよく出来てるし、かっこいいと思うし、当時のライヴ映像なんか見てるとそりゃあもう〝ただものではない〟オーラがガシガシ出てて、格好よいことこの上ないのですが、私はどーしても瀧川一郎、じゃなくてこの場合CIPHERか、この人のギターの音が駄目なのです。聴いてて気持ちよくない。
ほら、黒板ギーッて引っかいた音が鳥肌立つほど嫌いとかいう人いるじゃないですか、あれに近い(笑)。
ギターを弾く人で、CIPHERのギターが大好きで影響受けた、という人はかなり多い。現に、今の職場の後輩にバンドでギターやってる子がいるんですが、彼は再結成を知った翌日に、野音のチケットのためにFCの入金を済ませたらしい(笑)。実際にギターを弾く人から見たら、やっぱりとてもスペシャルな何かを持った人なのでしょう、瀧川一郎は。ただ、こればっかりは、快か不快かという半ば人間の生理的なもんに引っかかってしまうお話なので、どうしようもないのです。17年聴いてきても、相変わらずそう思うんだから(笑)。
曲はほんとかっこいいし(ゴス風味の強い『BASILISK』の前半が好きです)、KYOちゃんの声は今も昔も大好きなのですが。って、なんか私必死だな。リマスターされるっていうセレクション・アルバムだと、すこしは音の感触とかって、変わってくるのかな。でも、豪華写真集はいらんしなあ…