STRAWBERRY FIELDS／nouvelle perfum

D'ERALANGERつながりで（笑）。

NOUVELLE PERFUM

現役のころは〝VENUS〟くらいしか知らなかったんだけど、これがとても好きな曲で。えーとね、LUNA SEAでいうところの〝WISH〟、PIERROTでいうところの〝HUMAN GATE〟、つまりライヴ本編とかアンコールのラストで、客電がパッとついて、銀テープが舞ったり風船が降ってきたり（笑）、そういう位置に持ってくる曲の、お手本のような曲といいますか。
デジロック（若干死語）のはしりっぽいサウンドといえばいいのかな、90年代初頭は何故か日本のお化粧バンド界隈では妙にジーザス・ジョーンズ的サウンドが流行してたんですが、この人たちもご多分に漏れず。今聴くと、なんとも形容のしがたい古臭さがぷんぷん臭って、ああこりゃ確かにブックオフのカスコーナー￥250だわ、と思わず苦笑いしてしまうわけですが、うん、でも私これ好きだな（笑）。ヴィジュアル系って、いかにも日本的というか、演歌ちっくな湿気と何でか無縁でいられないジャンルですが、この人たちには演歌っぽさがあんまりなかった。非常に歌謡曲的ではあるんだけど、なんかカラッとしてて陽性なのですね。関西バンドっていうのも関係してたのかな（笑）。
商業的にはあんまり恵まれないまま解散してしまいましたが、それはこのあっけらかんとした派手さが、ウェットなもの大好きな日本人の感性にひっかからなかったせいなのかしら、なんてね。
ふーやんの声は、好きでした。ちょっと素人くさい歌い方が、またいい。もう引退しちゃったんですよね、残念。