レンタルメモ

「ZERO」with re-m

「ZERO」with re-m


これねえ売っちゃったんだよねえ。なので、アタマからケツまで通して聴くのは10年ぶりくらい。
ポップで聴きやすくてすかーんと突き抜けてて、その突き抜けっぷりがちょっと妙な方向に走ってるところも含めて(笑)、なんだかんだでオリジナル・アルバム3枚の中では1番好きかもです。完成度と“らしさ”のバランスは、2ndの『shambara』が1番とれているアルバムだと思うのですが。しかしそれにしても上手いなあ、演奏技術もサウンドの作り込み方も。このころメンバー皆さん、24とか5とかそんなもんよね? それを考えると、今のそれくらいの年頃のバンドって、なんというか、幼いなあと思ってしまいますわ。
私が意識的に音楽を取捨選択して聴くようになった、いわば“モノゴコロついた”(笑)時と同じくして解散してしまったので、当然ライヴは観たことありません。DVDで往時を偲ぶのみ。もしも何かの間違いでうっかり再結成、なんてことになろうもんなら、万難を排してでも世界の果てまでも駆けつけたいバンドの、2つのうちの1つです。ちなみにもうひとつはZi:Killなのですが、しかしどっちも再結成なんて、可能性としてはミジンコ以下のような気が…
最終曲の“SERAFINE”は、今度河村くんがカヴァーするみたいですけど、だからというわけでなくLUNA SEAヲタは必聴の1曲かと思われます。まんまLUNA SEAなので(笑)。ああ、RYUとSUGIちゃんそんなにDEAD END好きだったのねえととても微笑ましい気分になれること請け合いです。河村くんヴァージョンも聴いてみたいんだけど、そのために3枚組セットを¥6,300払って手に入れるのもあほらしいし、どうしたもんかね。レンタルに入りますように。


evergreen anniversary edition

evergreen anniversary edition




ところで某ラルなんとかシエルさんたちに関しては(唐突)、私はたいして好きでもないが別に嫌いでもない、といった按配で普段はあまり気にも留めずに日々を生きているわけですが、それは私の人生においてあの人たちは今さらとりたてて聴く理由を必要としないからであって、それは何故かと問うならば、ぶっちゃけDEAD END聴いてりゃ充分コトが足りるからなのですね。ということを、久しぶりにこのアルバムを聴いて再確認いたしました。うん、きっとね、ラルなんとかの真ん中のちっこい人は、“HYPER DESIRE”みたいな感じで歌いたくてしょうがないんだと思いますよ。なんかいっつも違うものが出来上がっちゃってるみたいだけど(苦笑)。ちっこい人、頑張ってるんだけどねえ。なんつーか、高音を探るように当てて出してる感じが、惜しい減点20って感じ。ていうか、あの人はいつの間にあんなねちっこい歌い方するようになったんだ。最近の曲は、どれもこれも蓄膿症でも患ってるかのようなヌケの悪い声になっててびっくりしたよ。