最近の捕獲物もろもろ

先月からの気管支炎もまだ治りきっていないというのに(空気の流れが変わると喘息発作のような咳が出る)、またしても新たな風邪に見舞われつつある私が来ましたよ。今回は正真正銘の、単なる風邪の模様。喉がチリチリして節々がだるい。職場の男子はノロウイルスにやられ、今年2回目の入院危機。馬鹿め…
そんな感じなので手短に。


Chaos in Apple

Chaos in Apple


おおおポップだ。フックだらけのギターリフ満載でかっこいい。そしてあまりキモくない。キモかわいいんじゃなくって、わりとふつうにかわいい。単に私が慣れたのか。それともバンド側が、マス向けに少しキモさにマイルド風味を加えたのか。いずれにしろ、ロック村の住人以外にもひっかかる音になってきてると思う。のわりに、ジャケットはポップじゃないねえ(苦笑)。


SUBTERRANEAN ROMANCE(初回生産限定盤)(DVD付)

SUBTERRANEAN ROMANCE(初回生産限定盤)(DVD付)


フックもギミックもない、ふつうの、いたって当たり前の、3ピースの日本のロック。
なにも派手なこともむずかしいこともめんどくさいこともやってないのに、そういうバンドって意外と他にはいないことにこれを聴くと気づく。当たり前であることが、他の誰ももたない個性として成り立ってしまうという逆説。
歌とギターとベースとドラムが、がっぷり四つに組んでるような、地に足のしっかりとついたアンサンブル。でもって、彼らの“間”の生かし方が好き。音がなにも鳴ってない余白の部分も、曲やアンサンブルの一部として組み入れてるように聴こえる。ゆっくり噛んで味わえば味わうほど甘みが広がる。歌詞がまた味わい深いので、ブックレット片手に、絵本を読むように楽しめる。でもDVDはまだ見れていない。


I'll slip into the inner light

I'll slip into the inner light


久々にオクってみた。音楽的にモノゴコロついたばかりの10代後半で、マンチェスター・ムーブメントの直撃をモロに食らった人間が、これを聴いて嫌いになれるはずがあろうか。私のことです。あああやべええRIDEの“CHELSEA GIRL”聴きたくなってくる!(笑) それにしても10年以上昔の録音で、しかも本家マンチェものは今聴くとちょっと古臭く感じられたりする面もなきにしもあらずなわけだが、このアルバムはまったくそんなことがない。エヴァーグリーン。ドリーミーなメロディに、天を切り裂き、駆け抜けるような疾走感。“空に揺れたい”で、リアルにちょっと涙ぐんでしまった…まだ幼さを残したようなヤマジ氏の声がまた、ひりひりするような青臭さを伴わせていてとてもいい。もちろんギターは申し分なし、しびれっぱなし。こんなにギターに耳がいくというのは、低音マニアの私にしては本当に珍しい。しかしどうでもいいが、“トランスオレンジ特急”…マズくない?A村さん(苦笑)。
新譜はそういえば、来週発売だった。『fun machine』からはまたちょっと方向性が変わってきてるようなので、楽しみです。



メルヘン殺伐

メルヘン殺伐


で、dip関連でいろいろググッているとこのバンドの名前がよく引っかかってくるわけで、ああそういや昔、男Vo.+女の子リズム隊のバンドがなんかいたような気がするわっていうかいたわ!それがコレか! と思わず膝をうつ。方程式が解けたときの喜びに近いねこれって(笑)。某中古店で安価で見つけて思わず衝動買い。


EDEN

EDEN


で、オチ(笑)。これはレンタル。実はこれと『IMAGE』はディスクでは所有していなかったりする。あ、あと『SHINE』も(笑)。
久しぶりに通して聴いたら、意外とするっと聴けてよかった。LUNA SEAのアルバムの中では、1番小洒落てて洗練されてるのはこれだと思う。