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ミュートマスのiTunes Store限定EPから、リード曲とカップリング曲を。


Mutemath/Spotlight
Mutemath/Crockwork


それにしても今回の2曲でも改めて思ったんですが、ミュートマスっていろんなバンドに似ているようで、ほんとのところなにひとつとして似ていない。たとえば、エコーたっぷりの音処理の仕方はニューウェイヴっぽいとか、歌い方はエモ入ってんのかなあとか、メロディラインって実はけっこうスタジアムロック風だったり、ぶっちゃけたまにU2混じらない?とか(笑)、たぶんいろんな音楽にちょっとずつ影響受けてて、音そのものの情報量はとてつもなく多い。でもじゃあモロにニューウェイヴなのかエモなのかU2なのかっつったら、そこまでいかにも! な感じはまったくない。かといって、これぞミュートマス、誰も真似の出来ない超オリジナルな孤高の音世界!というほど強烈な個性があるのかっていったら、そうでもない。ものすごくするっと、喉ごしスッキリ聴けてしまう。なんか非常にとらえどころがない。なのにシンプルに、誰にでもわかりやすくかっこいい。というか、そのかっこよさのベクトルが、誰が聴いてもかっこいいと思える方向に向かっている。ああいかん、禅問答じみてきた。というかぶっちゃけ自分で書いてて混乱してきた(苦笑)。とにかくもう、聴けば聴くほど不思議で仕方がない。ニューオーリンズ出身の人たちが、何をどう聴いてきたらこういう音楽が生まれてきたのか、そのへんのルーツがまーったく読めないんだよなあ。
今1番、新譜が楽しみなバンドです。フェスシーズンまでには出ると踏んでるんだけど。ていうか、ミュートマスのためにサマソニ行くってのも充分アリだよな…どうせ福岡じゃ、単独ライヴなんて見れっこないんだし、ねえ。ううむ。